
ご相談の病名/症状
患者様は60代の女性
卵巣癌が転移して、腹膜癌となり、腹膜播種の状態で腹水がたまって衰弱していきつつあるとの事。腹水という、水がたくさん貯留し、胃腸を圧迫し、食事もままならず、医師からは余命3か月の宣告を受けている患者さんでした。
ご提案の漢方
血液検査結果と状態をヒアリングし、下記の方針を組み立て、免疫療法と合わせて下記の内容のアプローチを目指す漢方をご提案しました。
1.免疫細胞の活性化
2.気力、体力、食欲の増進と代謝向上
3.栄養補給の確保
患者様の変化
前回のCTやMRの診断結果と比較したところ下記の改善が見られました。
大量の腹水が減少し、ほぼ消失
多数の腹膜播種病変は軽度縮小
肝右葉頭側の腫瘤も軽度縮小
右卵巣の腫瘤(がん)も縮小
漢方を始めて変化を感じられた期間
3ヶ月
担当者からの解説
化学療法だけではないだろう…思いつつも、この患者さんは非常にうまく行った患者さんです。
尚、この患者さんは腹水のため、通常量の抗がん剤治療はできずに、抗がん剤半量投与だった方となります。
末期ガンの状態でも漢方を取り入れることで、上記のような結果が出ることがあります。
※上記の症例は効果・効能を保証するものではありません。