
ご相談の病名/症状
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ネフローゼ症候群
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蛋白尿(最大4+)
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自己免疫疾患の既往あり(20代発症)
これまでの経緯・症状
患者様(60代・女性)は、20代で自己免疫疾患を患い、数年前にネフローゼ症候群と診断されました。クレアチニン値は0.6と基準値内でしたが、尿蛋白が4+と非常に高値を示し、入院治療を複数回受けてきました。再発のたびに入院となることを避けたいとの思いから、漢方による体質改善と予防的なアプローチを希望され、当薬舗へご相談いただきました。
病院の治療と併用して、何とか出来る方法はないかと当薬舗に漢方相談に至る。
【その他、患者様が感じている症状】
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症状としての自覚は乏しいが、尿蛋白の上昇による入院の不安が大きい
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自己免疫疾患の影響による体質の不安定さ
患者様の症状に対する漢方のご提案内容
以下の点を重視した漢方の組み合わせを提案しました。
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腎臓への負担を軽減する体質改善
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尿蛋白の改善を目指す組み合わせ
機能を維持しながら尿蛋白の上昇を抑えることを目指し、漢方をご提案。
漢方の利用後の経過と数値の推移
漢方服用開始から1ヵ月で、以下のように尿蛋白が改善
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服用前:4+
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服用1週間後:2+
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服用1ヵ月後:±
この結果により、主治医から「入院は不要」との判断が下され、患者様も非常に安心され、当日に喜びのお電話をいただく。
漢方を始めて変化を感じられた期間
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服用開始から約1週間で数値に変化が見られ、
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1ヵ月後には明らかな改善を実感
※クレアチニンは初回から基準内(0.6)で安定
担当者の解説
ネフローゼ症候群における再発防止には、日常的な体調管理と腎臓への負担軽減が重要です。本症例では、腎機能が安定していたため、尿蛋白のコントロールに特化した組み合わせと、体質全体を見直す漢方を併用しました。
その結果、服用後早期から尿蛋白が改善し、医師からも「入院は不要」と言われるほどの改善が見られ、ご本人も大変前向きになられています。今後も安定した状態を維持するため、継続的なケアとサポートを行ってまいります。
※上記は過程を記したもので効果を表すものではありません。