
ご相談の病名/症状
- クレアチニン値の上昇(腎機能低下の懸念)
これまでの経緯・症状
S様(60代・男性)は、2年前に背中の痛みを感じ病院を受診したところ、腎臓結石の疑いを指摘されました。その後、腎臓内科で定期的に受診していた際の血液検査で、クレアチニン値が高いと指摘され、腎機能低下の可能性を示唆されました。むくみやかゆみなどの自覚症状は特になく、血液検査の数値のみが懸念となっていました。
以上の状態により漢方相談に至る。
【その他、患者様が感じている症状】
- 特に目立ったむくみやかゆみはなし
- 自覚症状は乏しいが、血液検査での腎機能低下が懸念
患者様の症状に対する漢方のご提案内容
全身状態を総合的に評価し、主に以下の漢方ご提案。
ご提案内容
・血液の浄化と血液循環の改善
腎臓への負担を減らし、不要物質の排出を促進。
・炎症の緩和
隠れた炎症を抑え、腎機能をサポート。
・腎機能の低下を助ける
クレアチニンや尿素窒素、尿酸などの老廃物排出を強化し、数値の改善を目指す。
漢方の利用後の経過と数値の推移
- 7ヵ月間、漢方を継続服用した結果、血液検査の数値に改善がみられた。
- 現在も安定した状態を維持するため、漢方の服用を続けている。
相談前 | 服用7ヶ月後 | |
クレアチニン | 2.36 | 1.93 |
eGFR | 23 | 29 |
尿素窒素 | 38 | 35 |
尿酸 | 6.3 | 5.2 |
漢方を始めて変化を感じられた期間
- 数値上の変化は徐々に表れたため、顕著な改善を感じられたのは服用開始から数ヶ月以降。7ヵ月後の検査で大きな差が確認できた。
担当者の解説
本症例では、腎臓内科での血液検査においてクレアチニン値の上昇を指摘され、腎機能低下が懸念されていました。自覚症状が乏しい場合でも、慢性腎臓病が進行している可能性があります。
そこで血液の浄化と循環改善、腎機能を保護・補う漢方を提案したところ、7ヵ月後にはクレアチニンが2.36から1.93へ、eGFRも23から29に上昇し、その他の項目(尿素窒素・尿酸)も改善がみられました。
腎機能のケアは食事や生活習慣の見直しも重要であり、漢方との併用で相乗的な効果が期待できます。今後も定期的な血液検査を行い、腎機能が安定するよう継続的なサポートを行っていきます。
※上記は過程を記したもので効果を表すものではありません。