70代男性S様:糖尿病、高血圧、不整脈を伴う腎臓病、クレアチニン値上昇/漢方相談・症例

 

ご相談の病名/症状

 

5年前より当薬店で相談。

糖尿病・高血圧症・不整脈が持病としてあったが、それに付随して腎臓病に。クレアチニン値が徐々に上昇していることに悩む。担当医からは透析を進められている。

 

最初の諸症状

 

持病に糖尿病、高血圧、不整脈あり、それに伴い腎臓病を発症。

クレアチニン値が徐々にあがり4以上にまで上昇。貧血症状、肥満体型。主治医の先生に「透析」を勧められている。貧血症状も出ていることから、かなり腎機能の低下が疑われる。

 

ご相談時の血液検査データ

 

血圧:収縮期血圧140~150
BUN:64
eGFR:12.2
尿蛋白:++
潜血:+

 

貧血症状に加え、血液検査・尿検査ではタンパク尿、BUN(尿素窒素)は高め、eGFRはかなり低く、末期の腎臓病だと推測される状態。

 

患者様の症状に対する漢方のご提案内容

 

カウンセリングを行い、以下の漢方の組み合わせを考えました。

・糖尿病、高血圧、不整脈もあることを考え血の質を向上し、腎臓への負担軽減を目指す:血液浄化漢方

・貧血の症状の緩和と免疫力の向上を目指す:免疫力向上漢方

・腎臓・膀胱等の臓器を守る、《腎》の働き後天的に補う:補腎漢方

 

漢方の利用後の経過

 

漢方服用6ヶ月:クレアチニン3.9以下
漢方服用1年:クレアチニン3.5
漢方服用2年:クレアチニン3.2
漢方服用2年半:クレアチニン3.0~3.4をいったりきたり
漢方服用3年:クレアチニン徐々に上昇
漢方服用4年:4.5
漢方服用現在:3.8

とこのような推移をしており、現在クレアチニン値は4未満をキープ。

 

漢方の利用後の数値の推移

 

漢方を始めて変化を感じられた期間

 

約1年

少しでもクレアチニンが上がると透析を勧められ、下がるともう少しこのまま様子をみましょう。と主治医の先生に言われるので、この5年間常に腎臓の事が頭から離れなかったようです。ただ、不安になった時は当薬店の担当者に励ましの言葉をいただき、漢方継続するモチベーションに繋がったとの事。

結果が出た後主治医の先生から「よく頑張っていますね。数年前は透析をした方がいいと思っていましたが、悪化せずに過ごせていますね。」と、お褒めの言葉と透析の話がまた遠のいたのでホッとし、今後も油断せずしっかりと体と向き合っていこうと言われておりました。

 

その他、患者様が感じられた変化

 

 

担当者の解説

 

S様は、ご自身の食生活を見直し、運動も取り入れておりました。漢方のおかげですと仰って頂いておりますが、生活の見直しも腎臓への負担軽減に繋がっていると思います5年の間に、クレアチニンが上がることもありましたが、その時は漢方の内容を少し見直したり、日常生活の簡単ではありますがアドバイス等させて頂きました。当薬店としましてもクレアチニン値が少しでも上がると次回の採血がとても不安な部分もありましが、今できる最善の方法をS様と一緒に考え、取り組めた事が良かったと思います。5年にわたり透析を回避出来ていますので、この先も現状をキープ出来る様お手伝いさせて頂けれなと思っております。

 

※上記の症例は効果・効能を保証するものではありません。

ご相談方法(電話・メール)/土曜・祝日も対応しています。

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