ストレスで悪化する胃周辺の鈍痛と下痢を伴う機能性ディスペプシアの漢方相談事例(50歳女性)

 

ご相談の病名/症状

 

  • 機能性ディスペプシア
  • 胃の周辺が常に鈍痛(鎮痛薬を服用しても負担が続く)
  • 週2〜3回の下痢
  • 喉のつかえ感
  • CT、胃カメラで明らかな異常なし
  • 病院処方の漢方を数種類試したが体感が得られにくかった

 

これまでの経緯・症状

 

50歳女性。胃の周辺に持続する鈍痛があり、鎮痛薬を服用しても負担が続く状況でした。加えて、週2〜3回の下痢もみられ、CTや胃カメラなどの検査を受けたものの、明らかな器質的異常は見つかりませんでした。原因がはっきりしないまま不調が続き、病院から数種類の漢方が処方され服用したものの、体感としては変化が得られにくかったとのことです。

仕事の責任が重く、ストレスを感じると症状が強くなる傾向があり、ご本人は「自律神経の乱れを強く感じる」と話されました。何事も完璧にこなそうとする性格傾向もあり、緊張や負担が続きやすい状態でした。喉のつかえ感もあり、心身の負荷が胃腸症状に影響している可能性を考え、漢方相談に至りました。

 

【その他、患者様が感じている症状】

 

  • ストレス時に強まる胃の不快感
  • 下痢の出現
  • 喉のつかえ感
  • 自律神経の乱れを自覚する
  • 気持ちが張りつめやすい(完璧にこなそうとする傾向)

 

患者様の症状に対する漢方のご提案内容

 

ストレスと自律神経の影響が症状の波に関与している可能性を踏まえ、以下の方針で漢方を提案しました。

 

ご提案内容
  • 自律神経のバランスに配慮し、緊張やストレスの影響を受けやすい体質を支える
  • 「自律神経を整える」とされる漢方にもタイプが複数あるため、過去の体質・症状の出方・生活状況を丁寧に確認
  • その上で、患者様に合う方向性を見極める目的で、複数候補の中から段階的に選定

これらにより、体質面から胃腸の調子を整えることを目指しました。

 

漢方の利用後の経過と数値の推移

 

服用開始から1か月の時点で、患者様より「これまで悩んでいた胃痛の負担が気にならなくなったように感じ、驚いた」とのご報告がありました。

漢方を服用しないことに不安があるため、もう1か月継続したいとのお電話もいただいています。今後も体調の変化を丁寧に確認しながら、継続方法を検討していく予定です。

本症例では血液検査などの数値データはなく、症状(胃の鈍痛、下痢、喉のつかえ感、ストレス時の悪化など)の体感変化を中心に経過を確認しています。

漢方を始めて変化を感じられた期間

 

服用開始から約1か月で、胃の不快感に関して体感面の変化がみられたとのご報告がありました。

 

担当者の解説

 

機能性ディスペプシアは、検査で明らかな異常が見つからない一方で、胃痛や不快感が続きやすく、ストレスや自律神経の影響を受けやすい状態として知られています。

本症例では、仕事の負担が大きいこと、緊張が続きやすい性格傾向、喉のつかえ感などもみられたため、心身の負荷に配慮しながら、自律神経のバランスを整える方向性を重視しました。


自律神経への配慮を目的とした漢方は複数の選択肢があるため、体質や既往、症状の出方を丁寧に確認した上で選定し、継続可否を含めて経過を見守っていく方針です。

 

※上記は過程を記したもので効果を表すものではありません。

 

ご相談方法(電話・メール)/土曜・祝日も対応しています。

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