
ご相談の病名/症状
- 機能性ディスペプシア
- 胃痛、食欲低下
- ストレスで症状が出やすい
- 不眠(睡眠導入剤を使用)
- 冷え、軟便傾向
これまでの経緯・症状
k様(60歳・男性)は、3年前から胃の痛みが続き、医療機関を受診。胃カメラ検査では器質的な異常がなく、機能性ディスペプシアと診断されました。検査はこの3年間で計5回受けています。食欲が落ちているうえ、精神的なストレスが強く、ストレスを感じると胃痛が増し、食事が進まなくなることが多いとのことでした。
さらに夜も眠れなくなることがあり、睡眠導入剤も処方されていました。身体の冷えも自覚され、便は軟便が多い傾向。病院の胃薬・睡眠導入剤を継続しながら、体調管理の一環として漢方も併用したいという希望でご相談に至りました。
【その他、患者様が感じている症状】
- ストレス時に強まる胃痛
- 食欲低下
- 眠れない夜がある
- 身体の冷え
- 軟便が多い
- 「胃腸が弱っている感じ」が続く
患者様の症状に対する漢方のご提案内容
全身状態を総合的に評価し、以下の観点から、慎重に漢方を選定・ご提案いたしました。
- 末梢の血流に配慮し、身体と胃腸の冷えを和らげることを意識
冷えがあると胃腸の働きにも影響しやすいため、内側から温まりやすい状態を目指す。 - 腸内環境を整え、日常のコンディションを支える
便の状態にも配慮しながら、継続しやすい形で体調管理を行う。 - ストレスと自律神経の乱れに配慮
胃腸症状と睡眠の不調が連動しやすい背景を踏まえ、気持ちの緊張や睡眠面にも配慮する。
これらにより、体質面から胃腸の調子を整えることを目指しました。
漢方の利用後の経過と数値の推移
服用開始から約1か月で、「食欲が出て食べられる場面が増えた」「眠りの負担が軽くなった印象がある」とのご報告がありました。
その後、体調が落ち着いてきたことで「飲まなくても良いくらい」と感じられる時期もあったそうですが、急に中止すると体調が揺らぐ可能性もあるため、体調を見ながら回数を減らして継続する方針をご案内しました。
服用開始から約3か月の時点では、胃痛や不眠の訴えが気になりにくくなり、漢方を服用していると「身体の調子が良い」とのことで、血行・腸内環境に配慮した漢方は継続されています。
本症例では血液検査などの数値データはなく、症状(胃痛、食欲、睡眠、便の状態、冷え)の変化を中心に経過を確認しています。
漢方を始めて変化を感じられた期間
- 約1か月:食欲や睡眠など体感面で変化を感じた
- 約3か月:胃痛や不眠が気になりにくい状態が続いているとのこと
担当者の解説
機能性ディスペプシアは検査で大きな異常が見られない一方、胃痛・食欲低下・吐き気感・不眠などが生活に影響しやすい状態です。特に、ストレスや自律神経の影響を受けやすい方では、胃腸の不調と睡眠の乱れが連動しやすく、体調の波を繰り返すケースが少なくありません。
本症例では、冷え・便の状態・ストレスの影響を総合的に捉え、胃腸の働きを支えること、自律神経のバランスに配慮すること、腸内環境を整えることを柱に体調管理を行いました。今後も状態を見ながら、無理のない形で継続しやすいサポートを検討していく方針です。
※上記は過程を記したもので効果を表すものではありません。




